一生忘れない出来事って、一生でどれだけあるんだろうね・・・。
さて、今日は特別なので(?)ニールセンの交響曲を紹介します。
続き:
ニールセン 交響曲第一番
北欧デンマークの作曲家ニールセンが、27歳の時に作った初めての交響曲。全編通して明るい響きなのがニールセンの特徴だと思うけど、交響曲全六曲の中でも特に溌剌としたのがこの第一番。ショスタコでは若さは思い切りとんがった形で表出してるけど、ニールセンでは爽やかさが相当出ています。大人はこう言ってるけど、ぼくはこう思うんだよ、と歌ってみせる。
まあ、これに限らずニールセンの交響曲は、ある種、心のどこかで捜し求めていた爽やかさの極みが集まっている気がする。ニールセンお勧めです。
(ちなみに5番は哲学的。6番は爽やかな音色の暴走が躁鬱を想起させられ夜思い出して死にたくなったという印象を持つような曲)
1番はyoutubeに上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=aHiu2FPnLBg
第一楽章 Allegro orgoglioso
元気よく始まり、合間に夢想的な部分はあるものの最後までその溌剌さが保たれる。最後も怒涛の駆け抜けでテーマを高らかに歌う。
http://www.youtube.com/watch?v=sfJwHJxhUX8
第二楽章 Andante
若いといっても何か悩みがあるようだ。緩徐楽章。
http://www.youtube.com/watch?v=w0DtPZnNZoM
第三楽章 Allegro comodo
ぐはあ。このテーマは痺れる。望郷的メロディーが胸をかきむしる。現在の悩みから過去を眺めることに。あの頃はよかったな。つい熱くなる、落ち着く、そして再度の望郷的メロディー。幾度となく繰り返し、最後も望郷的メロディーで終楽章へつなぐ。
http://www.youtube.com/watch?v=frzAc__GZvQ
第四楽章 Allegro con fuoco
来るべき進歩、勝利、転機。3楽章の望郷的メロディーを思い出させるような2音間を反復するメロディーをはさむ。進みつつも切なさは感じているようだ。徐々に盛り上がりを見せ、ラッパは勝利の祝号を鳴らして終曲となる。ぶらーぼー!
この曲は、自立しみずから生活していく自分を勇気付けてもくれました。悩みもある、望郷の思いもある。だけど進むのは自分だ、しっかりしないと。そうすればきっと展望が開けるはず。
という思いを送ります(?)。読んでくれてありがとう。
[P.S.] また馬鹿してる気がする